Think & Action!
私は、2016年3月にJCI茅ヶ崎に入会して以来、様々な機会を与えていただきました。JCI Missonにおいても、「JCは青年に発展と成長の機会を与えることを使命とする。」と謳っています。JCでの現役生活は、言うまでもなく有限です。40歳になれば卒業しなければなりませんし、会社や家族の都合で活動できなくなる時期もあるかもしれません。そうであるならば、JCに入会した以上、目の前の機会を一つ一つ確実に掴み取り、自己の糧にしなければなりません。そして、JCで培ったこの経験を私たちの故郷を、会社を、家族を幸福にするためのまちづくり運動に昇華させなければなりません。
新型コロナウイルスの影響は言うまでもなく、これまでの価値観を大きく変えるきっかけとなりました。数年前までテレワークは一部の企業にしか当てはまらないと思われており、なかなか普及していませんでした。しかし、この3年間でテレワークやWEB会議は当たり前のこととなり、JCにおいても、それは突如として起こった意識変革でした。しかしながら、全てがWEBに置き換わったわけではありません。リアルで会えないことでの人間関係の希薄化は誰もが感じたと思います。業務の特性上、テレワークのできない、エッセンシャルワーカーの存在も再認識させられました。
まちづくりもWEBだけでは達成できないことの一つだと思います。確かに、ある程度のことはPCの画面上でもできてしまうかもしれません。しかし、やはり私たちのまちづくりに懸ける想いと情熱を伝えるためには、人と人とが顔を合わせる機会と行動が必要だと信じています。まちづくりの根幹は「人」と「カネ」です。当然、まちに人が居なければまちづくりはできな
いですし、まちづくりに投資できる予算がなければ絵に描いた餅に終わってしまいます。新型コロナウイルスの影響は負の側面ばかりではありませんでした。湘南地域全体で都心や横浜方面からの移住者は増え、地価の上昇にまで影響を与えました。このようなチャンスのときこそ、私たちはまちづくりを行う青年経済人として、地域経済の活性化、
そして、元からの市民はもちろんのこと、移住者にとっても愛すべき故郷・茅ヶ崎を創る責務があります。創立55周年を迎えた本年度は、地域内経済の好循環を目指した仕組みづくりを主なテーマとして掲げ、市内の様々なカウンターパートの皆様と関係構築しながら、人が、そして企業が集まるまちづくりを目指し、1年間運動展開して参ります。